オンラインカジノのライセンスの種類

オンラインカジノを合法的に運営するために必須となるのが、ライセンスです。
ライセンスとは日本語で言えば免許に相当し、各国政府当局により発行されています。
カジノで安心してプレイできるのはこの免許が信頼にたり、適正に運営されていることが客観的に判断できるからこそです。
安心してプレイするためにも、オンラインカジノの意義や種類・メリットなどについて御紹介します。
最初にオンラインカジノの構造を確認しておくと、運営会社とソフトウェア会社・電子決済会社の三者が登場します。
運営会社は各種のゲームを提供し、プレイヤーは資金を預けて任意のゲームに参加することになるのです。
運営会社はゲームをする場を提供するものの、コンテンツ自体は専門事業者から調達する必要があります。
ソフトウエア会社は各種のゲームを開発し、運営会社に提供して利用料金などを原資に収益源にするわけです。
一方でプレイヤーがカジノでプレイするための前提になる資金を送金したり、ゲームに勝てば賞金を引きだすなどの手段も確保されていないと安心してプレイヤーに参加することはできません。
ましてや日本国外にサーバーが設置されているので、通常の金融機関を経由して簡単に手続きを済ませるのも困難です。
そこで資金の入金から引き出しまで、プレイヤーにとって煩雑でリスクの高い手続きを代行するのが電子決済会社になります。
この三者のすべてが信頼に足りるのであれば、自立運営するのに任せることも出来るでしょう。
ところがいずれの局面でも巨額のマネーが動くので、不正や違法行為が介在する余地を可能にしておく仕組みが必要です。
ここにライセンスが必要になる理由があります。
現在オンラインカジノの国際ライセンスは複数存在することが知られていますが、信頼性が高いのは以下の4つほどの機関と見られています。
GamblingComissionはイギリス政府発行のものです。
イギリスでは1960年代にカジノが隆盛を極めるようになり、カジノ全般を合法的に監査監督できる機関の必要性が認識されて設立されています。
許可取得のための難易度が高く、国際的にも信頼性が高いと見られているわけです。
Gov.imは英国王室直轄領のマン島が発行していますが、設立当初からプレイヤー保護の観点から委託金が高額に設定されていたこともあり現在でも高い信頼性を保持しています。
MGAは地中海の島国マルタ共和国が発生しているものです。
マルタ共和国は地中海に位置し南欧とアフリカ北部の中間で温暖な気候に恵まれリゾート地としても人気があります。
MGAは日本語に訳すとマルタゲーミング委員会となり、国際的にも最も規制が厳しいものとみられています。
それというのもマルタは小さな島国なので、外国企業の参入により税収を確保し経済発展を成し遂げてきたからです。
Gibraltar(ジブラルタル)は、スペイン南端でアルジェリアの対岸にまたがっているイギリス領当局が発行しているものです。
正式名はHM-Goverment-of-Gibraltar、直訳するとジブラルタルのイギリス政府ということになり、HMも同様に女王陛下という意味合いです。
つまりイギリス政府を意味するのと同等に信頼性が高いと評価されています。
このようにオンラインカジノではプレイヤーが安心してゲームに参加できるように、信頼性を確保するためのライセンスが各国政府から発行されています。
しかし各国政府の経済力や政治的安定などには大きな違いがあり、なかには信頼に足りない国も珍しくありません。
トラブルに巻き込まれることがないように、安心してプレイできるオンラインカジノを選ぶときにはライセンス発行主体がどの国なのかを確認するするのも、安全策になるといえるのではないでしょうか。